ひと昔前の新築現場といえば、
大工の声やラジオの音による騒音や
路上駐車に日常生活を邪魔されるのは日常茶飯事でした。
だから、近所に新築現場ができるとウンザリしていたものです。
ところが最近は、全体をネットで覆ったり、
路上駐車を見かけなくなったり、
職人のどなり声やラジオの音が聞こえなくなったりと、
質の良い新築現場が増えているように感じます。
いずれ新築をしたいと願う人にとって、
新築現場は、これ以上ないリアルな展示場です。
人々に好感を与える現場は、
そんな視線を意識できているといっていいでしょう。
ところで、いろいろな建築現場観察を良くするんですが、
トイレはブルーシートで目隠しされ、
車が乗り上げる部分の土地はブルーシートで覆われ、
とても印象がいい現場もあります。
その一方で、基礎工事が終わり、木材を運び入れている時、
1人の男性作業員が煙草をくわえたまま作業をしていたのを、
見てしまいました。
その現場を見るのは、1日のうちにわずか数分。
信号待ちの時に見る程度で、わざわざ観察に行くことはありません。
しかし、きちんとしている現場だっただけに、
くわえ煙草の作業員にショックを受けてしまいました。
最近の新築現場では禁煙を徹底しているところが多いので、
あなたも禁煙するのが当たり前だと思っているかもしれません。
しかし実際は、今も大工の喫煙に悩む施主がいます。
あなたが依頼する時は、現場での喫煙や現場でのラジオについて、
契約前に確認を取っておいた方が良いでしょう。