■地震が起きた時の公的支援
1.基礎支援金(住宅の被害程度に応じて支給)
・住宅の全壊・解体・長期避難・・・100万円
・大規模半壊・・・50万円
2.加算支援金(住宅の再建方法に応じて支給)
・建設・購入・・・200万円
・補修・・・100万円
・賃借・・・50万円
上記のように、1と2を合わせても、
公的支援は1世帯最大300万円しかありません。
■地震保険の保険料は一律
地震保険は、
官民一体で地震被害に備えるためのものです。
営利目的ではないので、
どの保険会社から加入しても保険料は同じです。
「建築年割引」「耐震診断割引」「免震建築割引」
「耐震等級割引」といった制度を利用すれば、
保険料を抑えることができます。(併用不可)
■ローン残高が多い人、貯蓄が少ない人は加入した方が安心
住宅ローンには減免や免除の制度はないので、
例え住宅が全壊しても
ローンを支払い続けなければなりません。
住宅の建て直しを諦め、賃貸住宅で暮らそうとしても、
ローンと賃料という二重の出費を抱えることになります。
これでは、生活再建どころではありません。
地震保険は、火災保険とセットで
加入しなければならないという条件があります。
また、保険金額は火災保険の30%~50%で、
建物は5千万円まで、家財は1千万円までという
上限も設けられています。
ローン残高や支払い可能額のバランスを考えながら
無理のない範囲での加入を検討してみませんか?