さて今日の話は・・
このブログでも少ない費用で品質の高い家を建てるための方法やら
大事なことをお伝えしていますが、あなたは
アフターメンテナンスをどうお考えでしょうか?
昨日は、シロアリの床下点検ということで
新築後1年の神埼市Hさん宅と新築後2年の佐賀市Eさん宅を
訪問しました。
家を建てる上で大切なことは、断熱とか省エネとかは当然として
1・地震に強い家にする
2・シロアリに喰われない家にする
3・湿気対策をする
でしたね。
その中で、シロアリに喰われないい家にするにはどうしたら
いいのでしょうか?
これはなかなか厄介です。
床下をシロアリが住めないような乾燥状態に保つ。
ということはもちろん大事なことですが、床下が乾燥していても
シロアリの被害が100%ないかと言えば、そうではありません。
シロアリは土のあるところどこにでも生息しているので、
隙間さえあればどこからでも浸入します。
一度侵入され家の中に入ってしまえば新築後1~2年で
土台、柱、梁まで食い荒らされるということも実際あります。
現在農薬でのシロアリ消毒が主流で行われていますが、
私のところでは要望があれば、ヘルスコキュアーという炭を
塗っています。
このヘルスコキュアーの決まりで1年に1回床下や外回りを
点検するようになっています。
どのようなシロアリ対策にしろ万全というものはないので
もし万が一シロアリに喰われた場合でも、補修、部材の交換費用
が出るようにしておきたいものです。
その点ヘルスコキュアーはシロアリから食われた場合、
多くの農薬消毒のように再消毒というものではなく、補修、交換の費用が
保険という形で500万円まで出るので安心です。
大金を使ってやっと建てた我が家がシロアリから喰われないように、
また喰われた場合でも多額の出費がでないように、床下点検も大事な
住いのアフターメンテナンスです。
自然素材の家はアフターメンテナンスは必ずと言っていいほど
必要です。特に塗り壁の場合は少しのクラックや角の剥がれなどは
日常茶飯事ですので、これらと付き合っていかなければなりません。
しかし、クラックや剥がれ等があっても空気の良さや風合いなど
それ以上の良さがあるので多くの方々が自然素材の家を建てておられます。
私たちも塗り壁の欠点だと言われるクラックや角の剥がれなどが出ないように
材料の選択や施工のやり方など日々勉強です。
少ない費用で品質のいい家を建てるには、施主も、建築にかかわる我々
も日々の勉強が欠かせないということでしょうか。