庭造りは、隣近所への配慮も忘れずに。
■駐車スペース
「駐車スペースを砂利敷きにしたところ、車を出し入れする際に隣家に砂利が飛んでしまい、苦情を受けた」
「後ろ向き駐車にすると、車の排気ガスのせいで窓を開けられないと言われた。
前向き駐車にすると、ライトの眩しさや視線が苦痛だと言われた」
「排気ガスのせいで植栽が枯れたと、フェンスの設置を要求された」などです。
駐車スペースに関するトラブルは多いものです。
乗り降りのための一時的な視線や排気ガスはお互い様と言えるでしょうが、冬、車内を暖めるために長時間のアイドリングをするなどの習慣があるなら、
排ガスや騒音を軽減するためにフェンスを設置するなどの配慮を検討したいものです。
■落葉樹
落葉樹は、夏は室内への日差しを和らげ、冬は太陽の恩恵を受け取ることができる優れものです。
しかし、落ち葉掃除や害虫の駆除を怠ると、ご近所トラブルの原因になります。
「お宅の枯葉が原因で雨樋が詰まった」と、隣家に損害賠償を請求された事例もあります。
こまめな管理が苦手な方には不向きでしょう。
■家庭菜園
トラブルの原因になりやすいのが、有機肥料のニオイ、野菜や腐葉土につく害虫、噴霧時に流れ届く殺虫剤、苗ポットや肥料袋などのゴミです。
「隣家が庭仕事をしていると、盗み見や盗み聞きをされている気がする」
という人も少なくありません。
(逆に、庭仕事中の様子は隣家に見られているわけですが…)
以前、フマキラーが全国の20~69歳を対象に実施した調査では、家庭菜園などの園芸をやめた人583人のうち、35%の方が一年以内に中断していました。
今まで家庭菜園の経験が無く、新居で初挑戦する場合は以下のような注意が必要です。
家庭菜園に割り当てる部分の位置や広さ、扱う野菜の種類、ゴミの管理方法などについては慎重に検討し注意ましょう。
お互いの視線が気になるなら、新築時にフェンスの設置を検討した方が良いかもしれませんね。