資産にするか負債にするか。答えを決めるのは自分

資産にするか負債にするか。答えを決めるのは自分。 

先日、ある地方の中古住宅情報をチェックしていたら、

築40年の木造住宅が、土地代込みで250万円でした。

日本の建物の寿命は約26年と言われていることを考えると、

建物代は全く反映されていないのだろうな、と勝手に納得。

 

 

今の家づくりの住宅-ロンの支払い年数は35年が多いというのを

考えると築40年の家で250万円の価値しかないというのは

ちょっとつらいですね。

長い間、頑張って支払って手に入れた住宅の価値はゼロ?

厳しい現実です。

次に見たのは、築35年で800万円の木造住宅。

土地・建物の広さや利便性は、ほとんど変わりません。

ただ、画像を見ると、内観も外観も築35年とは思えない良い状態。

小まめにメンテナンスをしている様子がうかがえました。

 

 

ところで

寿命が短い建物には、

安いけれど寿命が短い新建材などの工業製品が使われています。

また、メーカーごとに色やサイズを細かく変えられ、

異なるメーカーどうしの製品とは組み合わせることができないよう、

消費者目線ではなく、業者目線の製品を使われています。

このような材料で家づくりをすると

確かに、新築するときの工期短縮や費用軽減には役立つでしょう。

しかし、寿命が短い材料を使うと、

その分建物の寿命が短くなります。

シックハウスのリスクが高まることにもなります。

結局、将来的な費用負担を増やすことになりかねません。

「それはちょっとつらいな・・・」

と思うなら、新居に何年住みたいか、

自分たちが住まなくなったとき、その家をどう処分したいか、

といったことを考えてみましょう。

 

 

初めての家づくりでは、叶えたい希望が沢山でてきます。

絞り込むのは難しいものです。

そんな時は、先のことまで想いを巡らせてみましょう。

生涯に稼げるお金には限りがあります。

使えるお金にも限りがあります。

短命な家を建ててしまうと、その家は資産から負債に変わっていきます。

用心したいものですね。

価値のある家を建てるには価値がある設計をしてください。

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