『決められない病』で困った時は
例えば服を買いに行った時、自分が欲しいものを決められず、
同行者に選んでもらう人っていますよね。
外食先では、迷った末に自分でメニューを決めてはみたものの、
「やっぱりあっちにすれば良かった」
なんて子供が言ってみたり…。
ところで、そんな『決められない病』は大人も発症します。
それが原因で家づくりが計画通りに進ま無かった結果、
夫婦間がギクシャクしたり、家づくりを諦める人もいるほどなんです。
といっても、本人は
「条件に合う土地を見つけたけど、もう少し探したら
もっと良い土地が見つかるかもしれない」
「みんなの要望をもとに間取りを決めたけど、なんか使いづらそうだな。
かといって、誰かの要望を後回しにすると不公平じゃないかな」
と、より良いものを目指して頑張っています。
だからこそ、決められずに苦しんでいるんですね。
ところであなたは
『決められない病』の原因は何だと思いますか?
私は、
『自分が行動する目的がはっきりしていないため、選択の基準が曖昧だから』
だと考えています。
『周りの人が』ではなく『自分が』です。
自分で決められない人は、
ほかの人の意見に流されやすいものです。
夫の意見に頷き、業者のアドバイスに感心し、知人の経験談に耳を傾け…。
良い意見をてんこ盛りにしたのに、気がつけば
「何かが違う。こんなはずじゃなかった」
となってしまうんです。
そうならないためにも、
・新居でどんな生活をしたいのか
・他は妥協できても『これだけは譲れない』という条件は何か
について、とことん考えてみましょう。
やがて、家づくりの軸となる『明確な基準』が見えてくることでしょう。
そういえば、先日、大きな中古車販売店に行き、
お客さんの車の選び方について質問した時のことです。
「昔と違って、今はどのメーカーを選んでも品質に大きな差はありません。
なので、『予算→デザイン→燃費』とか『予算→走り→音響』とか、
それぞれの基準に合うものを選んでいらっしゃいます。
逆に、初めて訪れた際、条件に合う車を見つけてしまったために、
『次に来た時にもっといい車が入っているかも』と期待し、
何度も訪れる方もいます。
そんな方の場合、最初に即決できなかったことをずっと後悔したり、
敢えて全然違う車を選ぶこともありますね。」
長年の担当さんが、そう教えてくれました。
あなたは、決められない病に悩んだことはありますか?
もし今、決められない病が原因で家づくりが進んでいないなら、
叶えたい夢や譲れないこだわり、優先順位などを今一度整理してみませんか?
①予算⇒性能⇒デザイン
②ブランド⇒性能⇒予算
③予算⇒会社名⇒性能
④住宅商品⇒ブランド⇒性能
⑤予算⇒信用信頼⇒住宅商品
⑥デザイン⇒予算⇒信用信頼
家づくりの組み合わせはいろいろありますが、あなたの
家づくりの優先順位は何番でしょうか。