危ないブロック塀と相談先
ブロック塀の寿命の目安は30年です。しかし、
・設計基準を満たしていない
・地盤が弱い
・植栽の根が基礎部分に負荷を与えている
・交通量が多い
など、様々な原因で経年劣化が早まることがあります。
すでに、傾き、ぐらつき、ひび割れ等の症状があるなら
耐震性は弱まっていると考えてよいでしょう。
また、
・土留めとして設置されている
・鉄筋の配置が不適切である
・透かしブロックが多用されている
・元々あった塀の上に継ぎ足しされている
といったものは、完成時点で強度に問題があります。
経年劣化と共に、さらに強度は弱まります。
■施工と管理は有資格者に
ブロック塀は、建築基準法施行令第62条の8、
平成12年建設省告示第1355号において
高さや厚さ、基礎部分や鉄筋のことなど、
最小限守らなければならないことが定められています。
それを理解し、安全な施工や管理を行えるのは
・ブロック建築技能士
・コンクリートブロック工事士
・建築施工管理技士
など、専門資格を持つ技能者です。
■相談先は?
『一般的な相談』については、
各自治体の建築指導課などが対応しています。
また、『塀の個別診断』や『施工業者探し』の場合、
あなたが住んでいる地域の
日本エクステリア建設業協会、
建築事務所協会、コンクリートブロック工業組合、
建設業協会などの法人に相談すると良いでしょう。