今の家づくりは大体が工務店やハウスメーカーが1社で 設計や施工、材料の仕入れまでを請け負う体制での家づくりです。 このやり方は施主にとっては面倒なことはなく、建築業者に全て任せて おけば家は完成します。話の前提条件として、このような家づくりが悪いということではありません。

 

ただ、この家づくりの欠点が大きく2つあります。

 

まず1つ目、建築業者主体になるので施主さん希望のこだわりの注文住宅は ムリだという事です。 設計をああしたい、間取りをこうしたい。デザインンはこんな感じがいい。 仕様はこうで、予算はいくらで、使う床材や壁材はこれを使いたい。

このような施主の要望は先ず通りません。 なぜなら、ハウスメーカーを含めある程度の建築会社は自社の 標準仕様を決めていてそれから外れることはできないのです。 そういうルールですから。

 

そして2つ目。

 

どちらかと言うとこの欠点の方が深刻かも知れません。 それは建築コストが高いという事です。 ハウスメーカーや建築会社が建てる家は建築コストがかかりすぎる。 私自身も以前は工務店経営をやっていましたし、今は家づくりのサポート として多くの人の家づくりの相談に乗っています。

そして、他社さんの見積を見る機会が多いので分かりますが、大手ハウスメーカー、 大手地域建築会社の坪単価は概ね自然素材x高高断熱xデザイン住宅で 税込70万~85万円位です。

 

40坪の家を建てたら2800万円が本体価格という事です。 これに諸費用やら別途工事を入れると3000万円は超えるわけです。 土地代は別ですから。

このような欠点があることで、施主さんは自分が欲しい家を自分の予算内で 建てることができないのです。 もちろん、建築予算が十分にあり、ハウスメーカーや建築会社の建てる家が好きな人は ハウスメーカーや建築会社で建てても大きな問題にはなりません。

しかし、自分が希望する家を自分の予算内で家づくりをしたい人には この2つの欠点は大きすぎます。 そういう事で、建築サポートの家づくりはこの2つの欠点を どのようにしたら解決できるのか? どのような家づくりなら施主さんの希望する家を希望する予算内で 建築できるか?

 

この答えを求め思考錯誤で出来上がったのが、建築サポートの建築システムです。 ま~そんな大げさなシステムではないですが、今までのようにハウスメーカーや 建築会社が設計施工を1社で請け負うのではなく、設計施工材料を4社から5社で 請け負う家づくりです。

 

家づくり全体を1社で請け負わないことで仕事の範囲が狭くなります。 仕事の範囲が狭いという事は、それだけムダな経費が掛からず、 自社が請け負った仕事だけに専念できるという事です。

 

今までの1社で家づくりを請け負うやり方は1社で家づくりの全てをやらなければ なりません。受注のための広告宣伝、営業マンや住宅相談、見積もり、設計や設計監理、 施工、施工管理、安全管理、材料の手配、下請手配、工事費の支払い、現場の進捗、 施主さん対応、完成後のアフターまだまだたくさんあります。

 

これらを1社でやるには人が必要です。 人・人・人・人件費、人件費、人件費が増大。 建築コストとは作業の代金の積み重ねです。 建築サポートの家づくりシステムは家づくりの作業を4社~5社で分担し、効率良く ムダな経費を省き設計や施工、材料の購入、資金管理などを行うシステムです。 希望する家を希望の予算内で建てるには一番ふさわしい家づくりです。

 

ただ一つの建築サポートの建築システムの欠点があるとすれば、施主さん自身がこの家づくりの発注者だという事を理解し自分が希望する家や無理のない予算はいくらなのか?ここを最終的に施主さん自身が建築サポートのアドバイスを受けながら、判断し決定しなければなりません。家づくりの方向性を示していただかないと私や設計者も具体的にサポート、動けないという事です。

 

 

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