注文住宅の住宅ローンの種類と特徴

住宅ローンの種類と特徴 

今日は、住宅ローンの種類と特徴についてお話しします。

主な住宅ローンは、

・フラット35

・民間ローン

・財形住宅融資

の3種類です。

それぞれの特徴は以下の通りです。

 

●フラット35

住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供しています。

最長35年の全期間固定金利なので、金利上昇のリスクがありません。

保証料や保証人は不要。

繰り上げ返済手数料や返済方法変更の手数料は無料です。

融資を受けるには、住宅金融支援機構で定めた技術基準をクリアする、

質の良い家づくりをしなければなりません。

 

●民間ローン

民間金融機関が提供しているもので、「変動金利型」と「固定金利型」があります。

変動金利型は、借り入れ後5年間は返済額が変わりません。

ただし、半年ごとに金利の見直しがあるので、その都度、返済額の中で元金と利息の

割合が変動します。

固定金利型は、2年・3年・5年・10年など、一定期間だけ金利を固定し、期間経過後

に金利を見直すものです。

固定期間が短いほど金利が低く、お得感がありますが、その分、将来的な変動リスクを負います。

 

●財形住宅融資

勤労者財産形成促進制度(財形制度)の中の公的な住宅ローンです。

住宅金融支援機構、勤労者退職金共済機構、共済組合などが提供しています。

返済終了までの全期間、5年ごとに適用金利を見直す5年金利固定制です。

金利見直しには上限・下限がないので、市場金利が急上昇した場合、返済額が大幅に

増加する可能性があります。

なお、融資手数料や連帯保証人は不要です。

融資対象者は、

・一般財形貯蓄・財形年金貯蓄・財形住宅貯蓄のいずれかを1年以上続け、申込日前2年

以内に財形貯蓄の預け入れを行い、かつ、申込日における残高が50万円以上あること

・勤務先から住宅手当・利子補給・社内融資などの援助(負担軽減措置)が受けられること

などの条件をクリアした人だけです。

 

なお、融資条件を満たしていても、ローンの延滞履歴がある等、返済に懸念がある場合は、

融資を受けられないことがあります。

この3種類のほか、地方自治体が民間金融機関と提携して独自の住宅ローンを提供している

場合があります。

もしかすると、あなたが暮らす自治体にもあるかもしれません。

それぞれの特徴を理解し、最適なものを選びたいですね。

 

 

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