注文住宅を適正価格で建てるために試行錯誤

建築サポートの家づくりは設計監理担当の設計事務所と施工担当の

工務店と家づくり全体の企画計画設計材料調達担当の建築サポート

の分離分業の契約です。

 

一時期は、いや、今もですが、建築サポートの契約はしないで設計事務所、

工務店、建材店の3社と施主さんの契約体系を考えていました。

が、そうなると建築サポートの責任の所在があいまいになり、

契約上は建築サポートは何の責任も負わなくていいようになります。

それも一つの方法で家づくりの責任を負わないという事はそのコストも

不要で建築費が安くなる。

 

何の責任も負わず単に家づくりのアドバイスをするだけですので

その対価の料金も無料でもいいし1万円でもいいようになります。

ただ、そうなると私自身の遣り甲斐もなくなるような感じ・・・

やはり、これではお施主さんにとって安心安全な家づくりとは言えない

と思い建築サポートの業務内容や建築サポートの費用、契約金額等も

はっきりさせて施主さんと契約をする方向で今後もやりたいと思います。

 

今のところ、建築費は原価85%で分業分離発注の経費利益が15%

2000万円の建築費なら、原価が1700万円と経費利益が300万円。

この経費利益を建築サポートの企画計画設計費150万円、工務店の現場管理費100万円

設計事務所の設計監理費50万円という事で予算配分します。

こんな建築費の使い方を考えています。

 

少し前までは建築サポートの費用を工務店や建材店の通常の経費利益から

金額は少ないけれど出すことを考えていました。

建材店や工務店からだと建築サポートが希望する対価をもらえない。

十分な対価が無いから家づくりが工務店や建材店任せになりやすい。

いや、今でも予算が少ない場合や施主さんが希望されればケースバイケースで

それもいい方法だと考えています。

ま~このあたりになると施主さんには何も関係ないですね(笑)

あくまで施主さんに関係あるのはどのような家が総額いくらで

建築可能か?

そこだけです。

ちょっと話がそれましたね。

 

話を戻すと、

実際契約をしないと、責任もないような感じになってしまい設計事務所や工務店、

建材店任せになってしまうような気がしました。

実際に建築サポートが担っていることは資金計画からどのような家をいくらで建てる?

から始まり実際の間取りや外観も考え作り、それを具体的に計画し動かすところまで

やっています。

 

いわゆる家づくりでやることの大部分、大事なところを担当しているわけです。

ですからそれなりの責任を負いそれに見合う対価をいただく。

もちろん工務店の施工や建築設計事務所の設計監理も大事な仕事には違いない

ですが、それでも一番大事な家づくりの計画や基礎の部分を建築サポートは

担当しているのです。

ここをきちんとやることで分離分業の家づくりの良さが出てくると思いますね。

それから建築サポートの家づくりは安くていい家ができる。

と言っていますがこの安さのキモはトコトン経費利益を省いているからです。

一般的な工務店の経費利益が20%、少し大きい建築会社が30%、

大手ハウスメーカーが40%、建築サポートが15%。個人の大工さんなら10%く

らいです。

 

原価以外の経費利益をトコトン抑えることで建築費は安くなります。

もちろん原価を抑えることも重要です。

良い材料を安く買うことはいいことです。

ただ、材料を安く買う。

施工の効率化を行い工期短縮で施工費を下げる。

という事は今の時代どこもやっていることなのでこれをやってもそれほど安く

なりません。

やらないよりましですが。

一番は建築業者の経費利益を安くする。

ここが重要です。

 

安い経費利益でもきちんと家づくりができる仕組み、システムが必要という事です。

ムダなことはやらない。必要な事だけ集中してやる。

コストとは作業の代金ですから不要な作業を止める。

やめたらコストがかからない。

シンプルです。

家を売るための営業活動など一切しない。

過剰な接客もやめる。

 

このようなことで人件費は下がります。

手間がかかる注文住宅の見積も人がしない。

コンピューターに変える。価格表で行う。

このようなことでコストは下がります。

間取りや外観はある程度施主さんに考えてもらう。

またはプラン集を活用する。

このようなことで設計費というコストは下がります。

今の家づくりは何でもかんでも建築業者がやりすぎです。

多くは受注活動という営業ですからやらないと家を買ってもらえない。

営業や売るための見学会、チラシをやればやるほどコストがかかりそのコストは

見積や価格に含まれて家を買ってくれた施主さんの負担になる。

何かおかしいでしょう。

その建築会社の家を買ってくれた人がその建築会社の家を買わなかった人の分の

営業経費というお金を負担させられている。

 

本当は自社で家づくりをしてくれた人にこそ安くていい家をつくるべきではないで

しょうか。

受注できなかった人の分まで自分はお金を建築会社に支払っている。

そのような意識を持つことです。

必要なコストと不要なコストをキチンと把握しやることとやらないことを

シッカリ考えて出来るだけ不要なことはやらない。

あなたも想定外の費用やクレーム対策の費用、必要かどうかも分からない

メンテの費用を最初から見積もりに何百万も入れる建築業界の常識を

疑てみませんか?

 

今の家づくりを変えないと安くてもいい家づくりはムリなんですね。

変えることで建築費や価格は安くなります。

ただ、家はブランドだ!

有名な会社で絶対、買いたい。

絶対建てたいという人には建築サポートの家づくりは何も響きません。

 

 

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