居心地が良い場所を観察しましょう
先日のテレビ番組で、施主が
「家づくりの際、壁紙にこだわって、数種類の『白』を使い分けた」
と話していました。
現場の職人さんも、使い分けるのが大変だったとか。
なのに、完成した住まいを見た時、
「選んだ私自身でも見分けがつかない。これなら、あんなにこ
だわる必要は無かった」
と施主は苦笑したそうです。
壁紙や外壁などを選ぶ時、施主は分厚い見本を手渡されます。
100種類以上の中から選ぶのは大変な作業です。
迷った挙句、部屋ごとに異なる壁紙を使う人もいます。
ただ、それが住み手に満足感を与えるかどうかは、しばらく暮らしてみないと
わかりません。
失敗したくないと思うと、ますます迷ってしまいそうですね。
そんな不安を回避する方法があります。
それは、あなたの好きな場所を観察することです。
よく行くお店、美術館、児童館、図書館、友達の家など、お気に入りの
空間をじっくり観察するんです。
その際、壁紙だけではなく、床材や照明器具など、気になるものを
アップで撮影しておきましょう。
(撮影許可をいただいてくださいね)
逆に、落ち着かない空間や居心地の悪い空間もチェックしましょう。
そのような場所に行く機会はあまりないでしょうが、もしあったら、
それはそれで貴重なシャッターチャンスと言えるかもしれません。^^;
そういえば、子育てに奮闘中の知人が、
・玄関や階段、スイッチ周辺の壁紙は手垢で汚れやすい
・凹凸がある壁紙は、埃が溜まりやすくて汚れを落としにくい
と愚痴をこぼしていたことがあります。
確か、住んで間もない頃は
「凹凸部分に朝日が当たると、壁紙の表情が変わる」
と嬉しそうだったのですが・・・。
長所も短所も聞ける体験談は、とても貴重です。
佐賀の注文住宅一筋。
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