昨日、メールをいただきましたので2世帯住宅について考えてみます。
2世帯住宅とは、親世帯と子世帯が一つの建物の中で暮らす住宅です。
知っているぞ。(笑)
この2世帯住宅を建てた方々に聞いたところ、約3割の方が不満を持っているそうです。
もちろん全部私が直接聞いたわけではありません。
3割とは結構多くの方が不満を持って暮らしているんですね。
その多くが子世帯の不満です。
親世帯はまあまあ満足していると言えます。
そして息子同居の方が娘同居より満足度が低いです。
なんとなく分かります(笑)
この3割の不満の原因はいろいろありますが、やはり
共用、専用の区別をしっかりしない設計に問題あり
ということですね。
住宅タイプで一番満足度がいいのが、独立2世帯内部通路ありです。
一番満足度が低いのは、融合2世帯タイプです。
「もっと別々にすればよかった」
「プライバシーがない」
など後悔している人もいて
2世帯住宅の設計配慮が大事になります。
融合2世帯タイプというのは生活空間の一部を親世帯と子世帯が
共用で使うタイプですが、このタイプの不満がおおいですね。
いくら親との同居でもある程度は距離をおいて暮らすというのが
お互い良いかもしれません。
普通は別々で用事があるときには内部通路を利用して
直ぐに会える。
この状態が一番いいようです。
ただ専用部分が増えてくると、風通しが悪い、
面積が大きくなる。どの部屋もこじんまり狭くなりがちですので
注意が必要です。
入居後のトラブルを防ぐ設計上の配慮が必要な2世帯住宅です。
独立2世帯が理想だと思いますがそれはケースバイケースで
考える必要があります。
独立2世帯の場合は、最低40坪は必要ですが、40坪では
部屋も窮屈で収納も不足がちになります。
建築費との兼ね合いもありますが、ここは50坪以上が理想と
するところでしょうか。