値段的にもお手頃な良い土地が見つかった。
早速現地へ行ってみると・・
敷地の南側に建物が建っている・・・
ガックリ。
このようなことは住宅事情が最適とは言えない
日本、それも都市部ではよくあることです。
南側に建物が建っているとなぜ落胆するんでしょう。
それは日当たりを日本人はとても気にする民族だからです。
日当たりが悪いことを嫌う傾向が強いですからね。
しかしここで冷静に考えてみましょう。
あなたの家の日当たりを良くするには南側の建物からの
距離がポイントになります。
1年の中で日当たりが良いのがありがたい時期は
冬です。
夏は逆に日当たりは悪い方が良いですよね。
最も日当たりが悪い時期は冬至ですが、
その時期でも南側の建物との距離が15mあればもんだいありません。
「15mも離すことができないから困っているんです。」
という声が聞こえそうです(笑)
出来るだけ離すということがポイントです。
それで、10m位離れていればまずまずの日当たりが確保できます。
5m位の離れなら1階の日当たりはチョット厳しようです。
その場合は2階リビングや吹き抜けを利用して、1階の日当たりを良くする方法も
あります。
日当たりを重視したい方は、建物の配置やカタチを工夫したら距離が取れない場合でも
日当たりを良くすることができます。
南側に建物があっても配置やカタチを工夫することで
ある程度カバーできます。
条件が悪い土地でも、諦めないで、どうすればいいかを
考えましょう。
例えば1階リビングに光が欲しい時には
窓の外に光を反射するデッキを作りそこから
室内の白い天井に反射させ天井から床に反射光を届ける。
いろいろな智慧を出すことが肝心ですよ。