ところで家を建てる時に多くの人が利用する住宅ローン。
今日は住宅ローンについて。
■民間住宅ローンの実態に関する調査
国土交通省は、金融機関に対して定期的に調査を行っています。
この調査では、『融資を行う際に考慮する項目』のほか、
『金利タイプ別の供給量の実態』など、
住宅ローンに関する様々なことがわかります。
■融資を行う際、金融機関が考慮する項目
平成25年度の調査によると、
・完済時年齢・・・99.1%
・借入時年齢・・・97.5%
・返済負担率・・・97.2%
・勤続年数・・・・96.5%
・担保評価・・・・96.2%
・年 収 ・・・・96.2%
・健康状態・・・・94.8%
といった項目が上位を占めています。
なお、『雇用形態』を考慮している金融機関は、全体の75.9%です。
以前は正社員重視でしたが、
最近は契約社員もOKといったケースが増えています。
■問題になりがちなのは
特に問題になりがちなのは、
今までに借りた債務の返済履歴です。
返済の遅れは信用機関の情報に登録されていますから、
隠し通すことはできません。
もし、これまでに何度も延滞を繰り返しているのなら、
審査に通るのは難しくなります。
■今のうちにやるべきこと
今、あなたに自動車ローンなどの債務はありますか?
もしあるのなら、審査を申し込む前に返済を終わらせておきましょう。
でないと、返済負担率(年収に対して返済額が占める割合)の審査で
アウトになるかもしれません。
また、必要のないクレジットカードは全て解約してください。
なぜなら、クレジットカードにはキャッシングの機能があるからです。
住宅ローンを確実に返済してもらいたい金融機関にとって、
そのキャッシング可能枠は不安の種になります。
また、リボルビング払いの履歴も、
金融機関にとっては不安材料になります。
不安材料が多いと、審査は通りにくくなります。
なお、自動車ローンや教育ローンなど、
使い道がはっきりしているローンならともかく、
用途が不明な消費者ローンは金融機関に悪印象を与えます。
必ず返済を終わらせて、カードは解約しておきましょうね。