悪徳業者とはどのような業者。佐賀の建築サポートからの発信

家づくりに関わる業者の中には、悪徳業者がいます。

一見、普通の業者と同じように誠実そうなので、

契約が進んでからでないと気づかないことがあります。


そこで、今日は悪徳業者についてお話します。

口先だけの営業トークで契約を得ようとする業者は

打ち合わせ内容を書面に残すことを嫌います。

業者が書面も録音も了承しない場合、彼らと契約してはいけません。


また、彼らは『少しでも早い段階でお金を得たい』

と思っています。

ですから、本契約を交わす前に、いろいろな名目で支払いを要求します。

仮に、あなたが、手付金として契約前にお金を支払ったとしましょう。

その時、口頭で

「契約に至らなかった時は、全額お返しします」

と言われても、それを記した書面がなければ、後で

「プラン作成などに手付金分の費用が掛かっています。

 だからお返しできません」

などと言われ、泣き寝入りすることになるかもしれません。

ですから、意味が分からないお金は絶対に支払わないでください。

『プラン作成に〇万円』など、お互いが合意しているものだけ

支払うのが賢明です。

また、言葉は悪いのですが、

カモを逃がさないために『仮契約』を強いる業者がいます。

相手は、自分に有利な証拠を残すために仮契約書を用意します。

ですから、もしあなたが押印を強いられたら、

まずは仮契約書の内容を熟読しましょう。

もし、手付金や違約金など、自分に不利なことが書かれていたら、

安易に押印してはいけませんし、本契約することもお勧めしません。

小さい工務店は、仮契約を交わさずに本契約だけを交わします。

お互いに正直に接していれば、それで十分だからです。

ですから、どんなに良い条件を提示されても、

「仮契約をしなくても、全てに納得したら本契約を交わします」

とか、

「この内容には納得できません。お宅には依頼しません」

と、毅然とした態度で臨むことが大切です。

悪徳業者は、あなたを利用できるかどうか、各場面で見極めています。

あなたも、業者があなたのために親身に接してくれているか、

各場面でしっかり見極めてください。

少しでも疑問を感じたら、信頼できる第三者機関に相談しましょう。

一般的な業者は、引き渡し時の最終支払いの前に、

数回に分けて必要分の支払いを要求することが多いものです。

地盤改良代・建材代・設備代など、それぞれの段階で大きな費用が必要ですからね。


ただ、悪徳業者の場合、納得できないような割合で、

早い段階で多額の支払いをさせようとしています。

ですから、あなたが全額を自己資金で賄えるとしても、

あまりに早い段階で、必要以上の金額を支払わないでください。

実際に、まだ半分も建てないうちに全額を払わせ、雲隠れした業者がいます。

業績が悪くて破産寸前の業者は、資金繰りのために早期支払いを求めます。

そして、やりくりができなくなったら、ある日突然倒産します。

そんな被害に遭わないよう、

支払い時期や金額について、十分に納得してから契約しましょう。


最近は、工事のミスを防ぐため、施工中に複数回、

第三者機関にチェックを依頼する人が増えています。

これは、手抜き工事をする業者にとっては不利ですよね。

そこで、彼らは「私の知り合いを紹介しますよ」

と持ちかけてきます。

でも、絶対に依頼してはいけません。

業者の紹介では、中立とはいえませんから。

信頼できる第三者機関は、あなた自身が探してください。

インターネットや役所など、いろんな方法で探せます。

業者が、あなたの古くからの知り合いだったり、友人の紹介だと、

彼らに細かいことを言いにくいかもしれません。

しかし、業者には説明責任があります。

費用の内訳なども、可能な限り示す義務があります。

相手と信頼関係が築けた場合は、大まかでも納得できるのですが・・

うやむやにすると、相手にとって有利に物事が進むかもしれません。


家づくりが始まると、誰だってワクワクして歩みを早めたくなるものです。

でも、一つ一つの階段をしっかり確かめながら進まないと、

どこかで転げ落ちてしまうかもしれません。

悪徳業者・手抜き業者・スキルが足りない業者は、思った以上に多いですから。

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