舐めなれるのり。
現在、アレルギー性疾患のあるお施主様向けの家を計画しています。
内装材にはもちろんビニールクロスや合板は使えませんので、
無垢材やその他の自然素材のもの、化学物質を吸着する内装材などを
使用します。
しかし、ここで問題になったのが接着剤です。
いくら良い内装材を選んでも、これを取り付ける接着剤が化学物質を
出したのでは意味がありません。
ところが、一般的に使用されている接着剤のほとんどは、
微量ですが化学物質を含んでいます。
また、「F」のあとに星が4つ並んだ「エフ・フォースター」が
表示された建築材料なども、「ホルムアルデヒド」の発散量が
基準値以内というだけで、実際にアレルギーが起きるか?
起きないか?
ということとは別の問題になります。
そこで今回は、国産米が主成分で海老やカニの甲羅が入っている
「天然ノリ」を接着剤として使用することにしました。
このノリは、防腐剤の替わりに食品添加物にあたる
食酸を使用しているので、食品レベルの安全性があります。
ですから、舐めても大丈夫なノリということなのです。
米と海老にカニ・・・。
材料を聞くと何だか美味しそうで、ついつい舐めてみたい感じがしますよね。
参考サイト
http://suzu-ran.jp/product-04.php