家の耐久性  佐賀の建築サポートからの発信

今日は、気候風土を理解することの大切さについてです。

“居心地のよい飽きない家”

家づくりを長い間勉強しているあなたは、

そろそろ工法や構造についても気になってきたのではないでしょうか。

でも、工法や構造は本当にいろいろな方法があって、素人が少し勉強

したくらいで理解することは不可能に近いと言っていいでしょう。

ですから、ある程度はプロにお任せするべきですが、

大切なことは、やはり“あなたの住まい方には何が最良なのか?”

ってことです。

 

工法や構造は、見た目のデザインはもちろん、家の寿命や

住み心地にも大きく関係してくるのです。

誰だって“居心地のよい飽きない家”を求めているはずですよね。

 

例えば、

ある地方や、ある国の風土に合わせて作られた家の形を、

全く違う気候風土の地に建てて、居心地が良いでしょうか?

大量のエネルギーが必要になったり、メンテナンスが頻繁に

必要になったり、どこかに問題が出てきます。

日本は南北に長く、沖縄から北海道、全く気候が違いますね。

 

沖縄に多く見られる家の形状、デザイン、構造。

北海道に多く見られる家の形状、デザイン、構造。

全く違いますね。

 

それから、自分の好きな色や目立つデザインなど、

見た目だけを考えて建てた家は、年月が経つにつれて

色あせや、地域から浮いた家になってしまうものです。

それなのに、気候風土も地域の雰囲気も無視したような家が

結構あるんです。

 

それが、ハウスメーカーの家です。

CMや展示場で目にしますよね。

全国どこにでも、見た目はほぼ同じ仕様ですね。

どこのハウスメーカーで建てたか一目でわかることで、

ブランド力を感じる人にとっては構わないかもしれませんが…。

 

例えば、

寒冷地で鉄骨造を住宅に採用すると、鉄が結露してしまいます。

もちろん結露対策をすれば問題ないわけですが、

通常の温暖地と同じ仕様で建ててしまう。

それから、日本には数種類のシロアリが生息しているらしいんですが、

種類によって生息地域や好みの木材など違うんです。

もちろんその地域で古くから仕事をしてきた工務店などは

よく知っているわけです。

ところが、知らずにその土地に生息するシロアリが好む木材で

家を建ててしまい、新築後わずか5年で建替えなければいけないほど

シロアリ被害を受けてしまった。

という話もあるそうです。

 

ところで嫁の実家もシロアリの被害に合いました。

築50年以上になりますが、早速シロアリ消毒の手配をしています。

後10年そのままにしておくと床が落ちます。

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