高性能、デザイン性の高い家は、高くても仕方がないとイメージされがち
ですが、やはり施主にとっての適正価格というものがあります。
適正価格を逸脱したような高額な費用を支払ったから、必ずしもその費用に
見合う家ができるとも限りません。
デザイン重視の建築士は、時に予算を軽視して設計することもなきにしも
あらずですが、予算オーバーしないことを身上としている建築士や
良心的な小さな工務店もいるわけであり、どちらを選ぶかは
発注者次第です。
建築費を際限なく使えるなら誰も苦労はせず、妥協しながらいかに
希望に近づけるかが腕の見せ所という面があります。
注文住宅は基礎部分の建築現場から見ていけるため、高品質の住宅を
つくりたいと願う発注者にとってはうってつけと言えます。
ただ、すべてがケースバイケースのようなところがあるため、
適正価格というのがつかみづらい面もあります。
高性能を望むならこの程度かかる、とか、デザイン料がそれなりにかかる、
と言われるとそうかもしれないという気がしてくるため、言われるがまま
になることもあるでしょう。
しかし、施主である発注者はもっといろいろ要求しても良い立場です。
最初からひとつの業者や会社を頼るというのではなかなかそうもできませんが、
数社から選ぶということなら別です。
どの業界でもどの商品でも、ある程度の適切な競争がないと適正価格は形成され
ません。
住宅価格もそうです。
注文住宅は一律ではないため、適正価格を測るのは難しめですが、
しかし適正な価格というのは厳然として存在します。
最初から一社だけに相談し、すぐに契約し、それから費用を提示される
というケースは決して珍しくありませんが、そうしたやり方では適正価格
で注文住宅をつくることなど決してできません。
まともな見積もり書や明細書、正確な図面も出されず、どんぶり勘定で高額な
利益を上乗せされるということになりかねません。
そうした経緯で受注したら、ほとんどどこの会社もそうするものです。
それを避けるには、数社から見積もりを取り、吟味してから契約することです。
ちなみに施主にとっての適正価格とは、工事材料原価80%建築会社の利益20%です。
なお建築サポートでは適正価格での家づくりアドバイスサポートを行っています。
◎佐賀の注文住宅を安くていい家に設計する建築サポート