●この実験をご存知ですか?
1999年、アメリカのシカゴ大学のあるグループが、
睡眠時間による体の変化について実験しました。
その結果、短時間睡眠の場合、
インフルエンザのワクチンの効きが悪くなるだけでなく、
肥満や糖尿病を引き起こす可能性が高まることがわかりました。
一方、睡眠時間が長すぎると、
今度は質の良い睡眠がとれなくなります。
脳も体もしっかり休息させ、スッキリと目覚めるには
6~8時間の睡眠が最も効率が良いのです。
■免疫力を高めガンを防ぐ睡眠方法
私たちの体は、
午後8時~午前4時の代謝が活発になります。
その時間内に質の良い睡眠を取ると、
新陳代謝をスムーズに行えます。
ガンの芽ができやすい時間帯は午前0時~5時ですが、
この時間帯に質の良い睡眠を取ることで、
ガンの芽を効率的に退治することができるんです。
ちなみに、昼夜逆転の男性は、
前立腺ガンの発症率が3倍になるとか。
女性の場合、
深夜2時ごろまでの夜更かし生活を続けると、
乳がんの発症リスクが高まるそうです。
ガンの芽を摘み取り、免疫力や学力アップ、
うつ病予防、ダイエットなどの様々な恩恵を得るには、
午前0時~5時を含む6~8時間睡眠が理想的です。
■新築して眠れなくなる人も
質の良い睡眠を得るには、壁紙の色、照明の種類、
ベッドの位置、窓の位置や大きさ、カーテンの色や種類など
様々なことに注意を配る必要があります。
また、室温も大きな影響があるので、
温度管理も欠かせません。
リビングやキッチンには細かい要望がある人でも、
寝室は『ただ寝るだけの場所』として
それほど重視していないことがあります。