建築サポートの高井です。
昨日はローコストで最高の家を建てよう
という話でしたが、今日は一見、昨日の話と反対のようなタイトルですが
お伝えしたいと思います。
家を建てるとき多くの人は見積もりを必ず取ります。
今は１～３社ほどから見積もりを取られる方が多いそうです。
ただ見積もりを取っても内容が詳細すぎて分からない、専門的すぎて分からない
結局は総額だけという人が多いようです。
ある意味見積が見て分かるのはその道のプロだけです。
一般の建築の知識がない人が見てもあまり分からないというのが
本当のところではないでしょうか。
見積もりを3社程度からとると、同じ仕様、同じ間取りでも
見積金額が同じというのは絶対ありません。
金額の差の大小はあるかと思いますが、必ず価格差がある見積もりが
出てきます。
それを見たお客さん（施主さん）はこの見積もりは高いのか？
それとも安い？
それとも妥当な金額？
というおかしな（笑）不安を持たれます。
複数の会社の見積もりを
取るということは1社では高いのか安いのか分からないし
競争見積もりをしてもらって安くしたいからというのが多くの方の
目的なのに、いざ見積もりが出てくると高いは嫌ですが、安いのも何か不安？
ということなんですね。
安すぎたら安いで手抜きしないか？何かグレードを落としていないか？
そんな心配が出てくるんですね。
それは間違いなくそうなります。
安すぎるということは、まともな工事ができないということです。
高すぎ安すぎ結局ダメな見積もりです。
また、建設業法では適切な工事ができない安すぎる契約も建設業法違反になります。
高いのか？安いのか？妥当なのか？
ハッキリ言いますが3社だろうが10社だろうがその見積もりを見ても
分からないと思います。
なぜなら見積もりというのは、各社それぞれの材料仕入れ金額があり
それぞれの、専門業者への外注金額があり、それぞれの利益の目標があるのです。
その合計が見積なので金額もバラバラ、単価もバラバラなんです。
そのバラバラの金額を比較しても結局よくわからないということです。
多くの方は高くてもダメだし安いのも不安だと思っているということです。
それじゃ困る？
そうですよね。
そこで話が終わったら、どうしようもないですよね。
さてどうしようか？
その見積もりが高いのか？安いのか？妥当なのか？
これを導き出すにはやはり適正な工事費がどれくらいなのかを
知る必要があります。
適正（適切）な工事費とは
材料にすれば最安値の仕入れ金額であり
外注工事は適切な工事ができるだけの費用であり
会社が健全に運営できるだけの利益です。
この金額が分からなければ比較しようがないので、高いのか安いのか
分からないのです。
しかしこのよう見積もりを作ってくれるところってなかなかないですよね。
工事を請け負う工務店やハウスメーカーは絶対出さないし、施主さんの立場で家づくりを進める
設計事務所、建築家という人たちは、自分たちが実際の工事をしたことがないので、適正な工事費
を出すことができず、工務店に見積もりを依頼しなければ工事費が出せない設計専門の
中途半端な専門家だし・・・・
昔から住宅の見積もりはブラックボックスなどと言われていて、不透明な部分が多かったです。
ハウスメーカーに至っては、本体工事は1式で明細を比較できないようにしているし、困ったもんです。
その点公共工事をやる大手ゼネコンは工事費に関しては適切な費用で工事をやっているようです。
そりゃそうですよね。
私たちが使う、公共建築物が地震ですぐ壊れる。30年程度で使えなくなるんじゃ大変なことになりますから。
大手ゼネコンの鹿島建設、大手住宅メーカー積水ハウスの売り上げ高はそんなに変わりませんが、
最終利益は大きく違います。
大手ゼネコンが２％程度住宅メーカーが７％程度です。
いかに住宅メーカーが適正価格から外れぼったくっているかが分かります。
まだまだ、安く販売してもいいのがこのデーターからわかります。
ただ、ハウスメーカーはハウスメーカーの適正だと思っているかもしれません。
話がそれましたがまとめます。
取った見積が高いのか？安いのか？妥当なのか？
これを知るためには材料費、外注費、利益の適正な見積もりと比較しなければなりません。
適正な見積もりと比べて初めて高い、安い、妥当だと判断できるのです。
ではその適正な見積もりが取れるところは？
それは今のところ建築サポートしかないでしょう（笑）
その見積もり・・高いか安いか分かりますか？
わからない人のために佐賀、福岡、長崎の建築予定地の見積診断サービスやっています。
（他の県は施工単価、価格がわからないのでできません。）
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