家は健康に住めなければいけません。健康住宅を勧めます。

建築サポートの高井です。

今日のテーマは健康です。

建築と医学は関係ないようで関係が大いにあります。

なぜなら家が原因で病気になるからです。

ご存知かもしれませんが、私は8年位前まで

ハウスメーカーや地域の大きな建設会社の下で大工仕事を

請け負っていました。

 

使用する建材と言えば石油でできた化学建材がほとんどでした。

早くて簡単に施工できる事は良かったのですが、作業する

大工職人にとってはカラダにいいとは思っていませんでした。

昔と比べれば4スターの材料で有害物質は少なくなって

安心だといわれていますが、その建材を電動丸のこで切断

してその埃を吸い苦しい時もありました。

接着材や化学物質が空気中に舞ってそれを吸うのですから

カラダに良いわけはありません。

特にカラダに良くないのは、断熱材に使われるグラスウールと

いわれる繊維系の断熱材です。

その断熱材は腕や顔に刺さってチクチクするし空気中に

小さな破片がまるでダイヤモンドのように舞っていました。

これを見た瞬間ゾートした記憶があります。

 

このような建材を何十年も使ってきたのかと愕然としたものです。

私たち業者も何十年とこのような職場の環境で仕事をしてきたの

ですが、もっと心配なのは、これから一生住み続ける

お客さんの事が心配なのです。

 

建材メーカーや多くの住宅会社はそんな心配は無用とばかりに

今も使い続けています。

 

しかし、アスベストと同様将来には、どのような事になるのか

分からないのです。

 

アスベストも当時は夢の建材とまで言われたと聞きます。

しかし現在はカラダに有害として禁止されました。

私の大工の先輩もアスベストが原因で2年前に亡くなりました。

 

そのような背景があり独立して自分が家づくりをする時には、

少しでもカラダに害のあるような建材は使わないと決めたのです。

お客さんと施工する職人のために安全が確認できる建材しか

使わないと決めたのです。

その結果、木と天然素材100%の塗り壁、和紙で

家を作るようになりました。

住む人の健康と住み心地を考え、断熱性能を高め内装には

無垢の木や塗り壁の家を作っています。

 

家づくりで一番大切なことは「健康」です。

ビニールクロスや石油建材の家ではシックハウスや室内汚染の心配

があります。

自然素材の健康住宅は、本物の素材で建てることが基本です。

 

ホントいうと天然素材で家を作ることは

とても大変です。

価格は高くなるし、天然の自然素材ですので

反ったり割れたり隙間が出来たりするかも

しれないということを考え、できるだけ問題が出ないような

施工方法を考えて少しでも快適に健康に暮らせるような

家にするため、日々努力しています。

 

しかし、簡単に出来る化学素材の家を作るよりはるかに

大変で苦労も多いのですが、それ以上に「作り甲斐」があり

いい家に仕上がります。

今まで、いろいろな家を作ってきましたが、無垢の木と塗り壁の家が

一番好きですね。

ただ、資金的に無理という場合もありますのでそのときは

高くない自然素材を勧めたりしています。

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