住宅CM方式・家の建て方【福岡・佐賀・長崎限定のマイホームプラン】

家を建てる方法としては工務店や建築会社が一括で請け負う従来型

 

がほとんどです。

 

 

しかし従来型の一括請負では施主と請負業者という関係上利害関係があり

 

建築業者が損得勘定で家づくりを進める傾向があります。

 

また、大事な資金面(建築費の内容)が施主には公開されず、

 

不透明なブラックボックスとも言われています。

 

 

また技術面においても請け負う建築会社の能力以上のものは提供されず、

 

価格に見合わない家を施主は手に入れることになります。

 

 

この資金面、技術面のデメリットをなくした家づくりがCM方式と言われるものです。

 

コマーシャルのCMではありません(笑)

 

 

CMとはコンストラクションマネージメントとの略ですが、利害関係にある施主と

 

建築会社の中間に入り施主側に立ったアドバイスや指摘、方向性を専門的な立場で

 

支援し施主の目的に添った家づくりがスムーズにいくようにサポートする家づくりの

 

方法です。

 

 

CM方式には純粋なアドバイスやサポートだけする「CMピュア‐方式」と

 

コスト面、品質面である一定の責任を負う「アットリスクCM方式」があります。

 

日本では圧倒的に「CMピュア‐方式」が多いのですが私の会社では

 

「アットリスクCM方式」ということになります。

 

 

佐賀県ではアットリスク方式で家づくりをしているところは

 

私の事務所(建築サポート)以外ありません。

 

 

ピュア‐方式も従来の請負と比べたらわずかなものです。

 

ただ、大型公共工事には既に採用されている家づくりの方法であり

 

今後は住宅業界にも広まればいいかと思っています。

 

 

CM方式での家づくりは40年くらい前から

 

アメリカやイギリスで主に行われている家づくりです。

 

日本ではまままだ建築業者主導の家づくりが盛んですが

 

これからは施主主導の家づくりにならなければいけません。

 

 

このアットリスクCM方式は、請負工事に似た形になり

 

ある一定の責任を持つ日本型のやり方だと思います。

 

 

要は施主の家づくりのリスクをどこまでCM方式で減らせるかです。

 

施主のリスクとは、

 

 

予算オーバーしないか?

 

家がチャンと完成引き渡しされるか?

 

品質が確かな家になるか?

 

予定工期内に終わるか?

 

などです。

 

 

このリスクを施主が持てば建築費用は安くなり

 

建築会社やCMが持てば高くなります。

 

アットリスク方式ではこのあたりのリスクを

 

CM方式で家づくりをする会社、事務所、建築士が持ちます。

 

 

当然ですがピュア‐CM方式より

 

責任が重いアットリスク方式の方が経費が多くかかります。

 

それでも従来型の請負方式よりは同等か安くなります。

 

 

どちらを採用するかはケースバイケースです。

 

 

CM方式でもいろいろな形式があり

 

設計事務所が主にやっているのは設計と施工を分け

 

施主と大工や左官、基礎屋、屋根屋の専門業者全てと直接契約する

 

設計・施工分離型形式です。(ピュア‐CM方式)

 

 

この方式は建築士が主導で大工や基礎など競争見積もりで業者を選ぶものです。

 

ある程度コストダウンは期待できますが、品質低下、現場管理の質、

 

施工が雑、仕上がりが悪いなどの責任の所在がはっきりせず

 

施主にとってもリスクが大きいのが問題です。

 

 

建築士一人が設計から現場管理、アフターまでも行うことが基本ですが

 

設計分野に詳しい建築士でも現場の管理等になると分からないし

 

最終的には責任を取らないということでトラブルも多いと聞きます。

 

建築士一人が何でもこなすスーパーマンはいませんからね。

 

 

私は以上の問題をなくすために、

 

設計(設計事務所)・施工(工務店)・材料仕入れ(建築サポート)

 

の3つを分離したスタイル3部門分離の「アットリスクCM方式」で現在やっています。

 

各分野の責任者がそれぞれの責任を負うというやり方です。

 

CM方式なら何でもいいという訳ではなく、チャンと最後まで責任を負うということが

 

大事ではないでしょうか。

 

このCM方式を「建築サポートシステム」とでも名づけましょう。

 

私は意識してCM方式での家づくりをしているのかというと

 

そうではなく、以前は通常の請け負い工事でやっていて

 

価格もオープンにした方が良いよね。

 

材料の良し悪しも隠さず言ったほうがいいよね。

 

会社は損しても言わなければならない大事なことは言わなければならないよね。

 

等々このように考えてやってきた結果が次第に巷で言われている

 

CM方式になったということです。

 

またCM方式もいろいろなパタンーの施工体制があり、それぞれにメリット、デメリット

 

があります。

 

またこの辺を説明すると長くなりますので止めておきます。

 

いずれにしても、今までの一括請負方式は施主にとってデメリットが多いので

 

賢い家づくりを考えている人はCM方式の家づくりが最適です。

 

それも責任を持ったCM方式ですね。

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