注文住宅の依頼先は大手ハウスメーカー、工務店、設計事務所
の3タイプになります。
地域の建築会社も工務店に属します。
建築家は設計事務所ですね。
そして、どこが自分にとって一番ふさわしいのかを考えてから依頼
しましょう。
大手ハウスメーカーが相応しい人は、営業マンに何でもやってもらいたい人
や自分で家づくりの勉強をしない人、家に対するこだわりがあまりない人。
そしてある程度予算に余裕がある人は大手ハウスメーカー向きです。
ハウスメーカーが安心と思っている人もハウスメーカー向きです。
次に工務店、建築会社向きの人は？
予算があまりない人で家に対するこだわりもあまり多くない人です。
予算内の安い建築コストで普通の素材を使い普通のデザインや間取りの
家で良いと思う人。
そこそこの要望をを工務店や建築会社に伝え、そこそこの提案で普通の
家を建てる。
それでいいと思う人は工務店向きです。
実際のところ多くの工務店はデザインとか住宅性能とかはあまり考えま
せんから。
次は設計事務所、建築家に相応しい人は？
もちろん家に夢やこだわりがたくさんあり、建築費も含め間取りやデザインや
住宅の性能や住み心地などにも納得できる家を建てたい人です。
大手ハウスメーカーの既製品住宅や工務店の普通の何の特徴もない家づくりを
好まない、フルオーダーの注文住宅を建築の専門家の知識やアイデア、技術を
借りながら自分と一緒に創っていく。
そのような家づくりをしたい人は設事務所や建築家向きです。
また設計事務所や建築家との家づくりはコストが設計料などにお金がかかり
大手ハウスメーカーや工務店よりお金が多く掛かると思われている人も
多いのですが全くの逆です。
他の工務店やハウスメーカーでは絶対にできないような、いい家をローコストで建てる
というのも設計事務所、建築家との家づくりの大きなメリットです。
そもそも設計事務所や建築家は工事をしませんので工事費の見積を出すという事は
しません。
施主、クライアントの予算を聞いてその予算の中でできることできないことを整理し
出来ることを最大限にいろいろ考えて施主、クライアントの要望にあわせた設計を
する。
それが仕事ですので、きちんとした設計事務所に依頼すれば予算オーバーしたり
要望とかけ離れた家が出来たり、大きな失敗をすることはありません。
同じような家づくりでも大手ハウスメーカー向きの人もいるし
工務店向きの人もいるし、設計事務所向きの人もいます。
ちなみに建築サポートは設計事務所、建築家の業態に属します。
なので施主さんの言う事を何でも聞いて何でもやってくれる営業マンは
いませんし、逆に営業マンがいないから、人件費がかからず、
施主さんが希望するいい家を安く提供できます。
それぞれの依頼先の特徴、メリット、デメリットを考えてあなたに相応しい
依頼先を決めてくださいね。
