地震が少ない佐賀県でも過去には大きな被害が出ている
地震が発生しています。
結構、地震被害は起きているんですね。↓
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そういうことで備えあれば憂いなしという事で地震や台風に
強い家を今は企画、設計しています。
予算が少ない時は過剰グレードという気もしますが、
万が一のことを考えるとどうしても地震や台風に強い
家になります。
東日本大震災以降、地震に強い家を求める施主の方々が
多くなってきました。
以前は耐震等級1が多かったのですが、最近は最高等級の
耐震等級3を多くの方が希望されます。
地震や耐風に強い家にするには、耐力壁が重要な役目をします。
分かりやすく言うと、壁や床、屋根の剛性を高めるんですね。
壁や床、屋根に合板を張っている現場を見たことがあると思いますが
合板を骨組みに打ち付けることで建物が地震や台風でで揺れないように、
ガチガチに固めるという工法です。
地震や台風に備え頑丈な家にすることは大賛成ですが、やはり
いいことばかりではありませんね。
合板を床や壁、屋根に張るのですから強くはなります。
強くはなりますが、合板は湿気をほとんど通しません。
湿気が通らないということは、床下や壁の中屋根裏に湿気が
充満しやすいということです。
そしてその充満した湿気が冷やされれば結露になります。
合板表面が結露でびっしょり濡れているという欠陥事例も
数多く発生しています。↓
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特に寒冷地が多く発生しているのですが、温暖地の九州でも
全くないかと言えばそうでもありません。
業界ニュースでは宮崎県で屋根裏に結露が発生していました。
地震や台風に対応して強い頑丈な家をつくればつくるほど、その一方では
結露水で肝心な合板や柱を腐らせるということも起りうるのです。
地震や耐風に強い家で合板を使うことが多い今の建築。
結露水でその合板が腐り、肝心な時にその強さを発揮できない場合も
あるということを忘れないようにしたいものです。
もちろん、耐力壁に合板を使った家が全て腐るということでは
ありません。
ちゃんとした施工技術があれば多分問題ありません。
そこは設計者と工務店の技術力の差で大きく違ってきます。
佐賀県は地震が少ないところですが、地震が少ない地域は耐震等級
3の家が本当に必要か?
一度考えてみてはいかがでしょうか?
私は必要と思っています。
過去に小屋がぶっ飛ぶ!
台風など怖い目に合っていますからね(笑)
耐震等級3を求めることは、
家の火災を心配して燃えにくい材料を使いコンクリートで家づくりを
することと同じ!
でも安心を買う事と同じ!
地震や台風に強い家は理想としては良いですが、結露水の危険もあるという
ことで何事も総合的に判断したいものです。
あなたの考えはいかがでしょうか?