個人経営の小さい工務店は潰れない?

セキスイハウス(鉄骨)の家と普通の木造住宅

 

どちらが地震に強いのでしょうか?

 

どう思いますか?

 

 

数年前の災害で、隣合わせに建っていたセキスイハウスと一般木造住宅。

 

さて、どうなったのか?

 

どちらも地震には耐えました。

 

 

ただし、セキスイハウスの家は外壁や内壁が大きく剥がれ

 

修理が大掛かりになり、木造住宅は少ない補修で済みました。

 

同じ強さの家でも使っている素材、鉄骨か木かということで

 

ゆれ方、しなり方が違うのでしょうか?

 

 

セキスイハウスの家が地震に強く一般の木造住宅が弱いという

 

大企業信者の常識?は思い込みでしかなかったのです。

 

きちんとした耐震設計でちゃんとした施工が出来ていれば

 

地震にはどちらも強いということです。

 

 

逆に地震の後の補修では地震に強いと思われれいたセキスイハウスの

 

方がダメージが大きかったのです。

 

 

ところで、

 

家づくりの不安の一つにちゃんと完成し引き渡してくれるかと

 

言うのがあると思います。

 

 

 

数年前、東海を中心に関東及び関西で注文住宅を請け負っていた、

 

大手住宅会社が倒産しましたね。

 

ご存知の方もおられると思いますが、静岡県に本社を置く

 

富士ハウスという会社です。

 

 

倒産時点での着工中が478件、未着工が804件という、

 

私たち地域の工務店からしたら信じられないような

 

規模の会社です。

 

 

大きい会社は潰れない「安心」という常識が

 

崩れつつあると言う事でしょう。

 

注文主の中には、全額前金で払った人もいるそうです。

 

 

それも、倒産する数日前というから、経営陣の

 

企業倫理も誠意もないという感じです。

 

何とか、被害者が救済される道が、あればいいのですが、

 

これもなかなか難しい様子です。

 

 

 

さて、このような悲惨な目に合わないようにするには、

 

どうしたらいいのでしょうか?

 

 

 

一つの方法として、完成保証制度があります。

 

この制度は住宅会社が倒産して工事を続けられなくなった

 

場合でも、工事を引き継ぐ会社を探し、

 

完成引渡しをするという制度です。

 

 

 

一種の保険みたいなものですが、この完成保証制度も種類に

 

よっては、多額の追加費用が発生する場合がありますので

 

注意が必要です。

 

 

ちなみに完成保証料は13万円かかります。

 

これも火災保険などと同じ保険料扱いで

 

大体建築主の負担です。

 

 

何にしても完全にリスクを取り除く事は出来ませんが、

 

可能な限りの「安心対策」は必要でしょうね。

 

まだまだ、ちゃんとした完成保証を取り入れている

 

住宅会社は少ないのですが

 

これからは、必須になってくる事でしょう。

 

 

それにしても「大手なら安心」ということが言えなくなって

 

来た時代になったようですね。

 

 

 

 

大手より地道に確実な家づくりをしている地域の工務店

 

が安心です。

 

 

小さい工務店規模なら、そもそも倒産のリスクは

 

極めて小さいものになります。

 

 

倒産はお金が亡くなったことで起こります。

 

小さい工務店は、規模が小さい分少ないお金でもやっていけるので

 

なかなか潰れないのです。

 

 

これからの家づくりは大企業ではなく個人経営の信頼できる

 

人との家づくりがベストですね。

 

 

価格、品質、サービスを比べても大企業より小さい会社に軍配があがります。

 

 

ただ、専門性のコダワリのない小さい工務店はダメです。

 

「どんな家でもできますよ」的な工務店ではなく、

 

「住み心地ならどこにも負けませんよ」「100年は最低持ちますよ」

 

というような小さな工務店ですね。

 

 

 

 

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