最近の家は気密化されていますので、快適で暮らしやすいのですが、
施工が悪いとビニールクロスの裏がカビだらけになっている場合もあります。
実はある病院の壁のビニールクロスを剥いだら、大量のカビが
繁殖しているのが分かったそうです。
その種類は1000種類以上。
恐ろしいことです。
高気密化は省エネルギー等々を考えると必要な技術ですが
そこにビニールクロスなど透湿性がない材料を使うと、
大変なことになります。
湿度の高い日本の住宅で高気密住宅を作る場合、ビニールクロスを張るのは
止めた方がいいのです。
ビニールクロスを張るということは、そのビニールクロスで湿気を
遮断してしまいます。
壁の中に湿気が外部の通気層から浸入した場合、ビニールクロスの裏側で
行き止まりになり、カビるということですね。
壁に使う材料は、湿気が自由に行き来できる透湿性の高い材料を使いましょう。
蓄膿症の原因の97%はカビが原因だとか。
土地選びや、家を建てることは、家族の健康と密接なつながりがあります。
キレやすい子供を作る一因にもなりかねません。
自然や季節の変化をしっかりと感じられて、
健康的で居心地の良い家をつくるために
覚えておいていただけたら嬉しいです。